先日、地域と農業をつなぐ「オレのビール」企画のプロトタイピング第2回目に、参加してきました。

この企画は、枚方診断士の会の活動で、企画のアイデア発想をするワークショップから、企画のブラッシュアップ、プロトタイピングへの参加と、一連の流れで進めているコラボ企画となります。

今回は、「オレのビール」企画の第2弾として、いよいよホップの収穫を行ってきました。1回目からの連動企画ですし、企画構想の段階から「ここでしかできない体験」を味わえる内容にしていたので、とても楽しみにしていました。

枚方診断士の会は、「枚方」にゆかりのある中小企業診断士が集い、地域愛に溢れる、地域に焦点を当てた活動を企画、実施しています。詳細は、以前の記事をご確認ください。

1. 活動の概要

今回も企画を進行していただくのは、「ひらかた独歩ふぁーむ」さんになります。

ひらかた独歩ふぁーむ:https://www.doppo-farm.com

今回は、地域で広い駐車場が借りられたことで、いつもと違う場所からスタートです。広くて台数も多くとめられるので安心です。

その後は、穂谷の里山を感じてもらえるように、あえて徒歩でホップ畑まで向かいます。6月とは思えない暑さでしたが、里山の空気を感じられてとても良い時間になりました。

里山を歩いてポップ畑まで

この辺りは、第1回目の振り返りを踏まえて改善していただいた内容でしたので、とても嬉しかったです。

畑につくと、ホップは4メートルの高さまで育っていたので、高さに圧倒されました。脚立に上りながら収穫を行いましたが、脚立で収穫できる高さが4メートルくらいだそうで、これ以上に高くすると違った設備が必要になるそうです。

脚立で収穫する

その後は、和幸カントリー俱楽部様の2Fに場所を移して、ご用意いただいた食事と、野菜の試食、ホップを使った催し物を開催します。

ここでしかできない体験として、摘みたてのホップをビールに追いホップしたり、サイダーにのせたりしながら、フレッシュなホップを楽しみました。正直どんな味にあるか不安でしたが、フレッシュホップを割ってのせると、より香りが強くなりました。

フレッシュホップを入れたビール

その他にも、ハーブを蒸留する装置を使ってホップのエキスを抽出し、サイダーに入れて楽しみました。フレッシュホップを割って入れるよりも、ダイレクトに味やにおいが変わるります。最初の方に取れたエキスは青臭さがありましたが、時間がたった後のエキスではすっきりとした味になっていました。

蒸留装置に群がる子供

この装置は、理科の実験のような感じなので、小学生の子供たちにとても人気でした。とはいえ、見ていてもそんなに動きはありませんが。

その後は、ひらかた独歩ふぁーむの大島様より、ホップについて、ホップ栽培の経緯、楽しさや苦労などをお話しいただきました。

ホップについて話を聞く

ホップ栽培に対する課題なども伺えて、とても有意義な内容でした。

最後は、収穫したホップ、抽出したエキスをお土産にいただき、振り返りとして、良かった点や改善が必要な点を共有して、終了となりました。

お土産のホップ

参加した感想

今回、5月に開催した第1回目の企画で振り返った内容から、すぐに改善できる点を改善して実施できたことで、1回目より満足度は高くなったと感じました。

今回は特に、「ここでしかできない体験」にフォーカスを当ててたことで、体験ツアーの価値もより高くなったと感じました。例えば、単純な農業体験的にホップを収穫してご飯食べて終わりではなく、収穫したホップを使って追いホップや、エキスの抽出を体験し、ホップのうんちくを共有することで、明日誰かに話したくなる体験にできたように思います。

また前回も感じた内容ですが、小学生の子供たちがとても楽しんでいたのが印象的でした。畑でカエルや虫を捕まえたり、ホップを収穫して袋に詰めたり、蒸留の実験を珍しそうに見たり、野菜を美味しそうに食べていたりと、子供たちにとっても普段できない体験ができたのだと思います。

大人がメインターゲットではありますが、子供でも楽しめることが伝えられると、集客の時に違った層にアプローチできるのだと感じました。

また今回は、1回目から続く連動企画として実施しましたが、2回目からの参加でも十分に楽しめる内容になっていたように思います。今後3回目の企画へ続きますので、楽しみな企画を事業者様と考えて、プロトタイピングへ進みたいと思っています。

最後に

今回は、ひらかた独歩ふぁーむ様でなく、和幸カントリー俱楽部様の協力のあり、とても価値の高い経験をさせていただきました。また3回目の企画ではカンパイカンパニー様のご協力をいただく予定をしています。

企画で協力をいただいた事業者様は「奥ひら(大阪府枚方市の奥の方)」として、地域を盛り上げる活動をされています。地域を盛り上げる事業者様と一緒に企画が実現できて、良い活動の輪が広がって言っているように感じました。

今後も、色んなリソースを巻き込みながら楽しい企画を実施できたらと思っています。何かご要望をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。