先日、地域と農業をつなぐ「オレのビール」企画のプロトタイピング第3回目に、参加してきました。
この企画は、枚方診断士の会の活動で、事業者様の新たな取り組みの、企画発想をするワークショップ、企画のブラッシュアップ、プロトタイピングの実施、フォードバックと、一連の流れで進めているコラボ企画となります。
今回は、「オレのビール」企画の第3弾として、いよいよ自分たちで収穫したホップが使われたビールの完成となります。併せて、穂谷の里山の魅力を満喫するプロトタイピングも実施しています。
枚方診断士の会は、「枚方」にゆかりのある中小企業診断士が集い、地域愛に溢れる、地域に焦点を当てた活動を企画、実施しています。詳細は、以前の記事をご確認ください。
枚方診断士の会が始動!地域の診断士を集めると可能性しかない
1. 活動の概要
今回も企画を進行していただくのは、「ひらかた独歩ふぁーむ」さんになります。
ひらかた独歩ふぁーむ
まずは作業場所で集合して、本日の流れをご説明いただきます。今回は、穂谷の里山を感じてもらえるように、徒歩で畑まで向かいますので、重い荷物は車で運んでもらいました。


道中は歴史の話を聞いたり、昔からある建物を見たり、里山を維持するためにしている除草作業の現場を見たりと、里山を満喫しながら坂道を登っていきます。
途中、竹が生い茂るところでは、日がさえぎられていて日中なのにとても暗く、何かゲームの世界のような感じになりました。

畑についてからは、キュウリとさやいんげんの収穫を体験します。注意事項や、野菜の取り方などを教えていただき、実践します。

野菜はアーチ状になっているので、野菜に囲まれながら、収穫に適したサイズを見分けるのに苦労しながらも、楽しい体験をさせていただきました。

その後は場所を移動して、昼食までの時間を自由時間で過ごします。椅子を広げてのんびりしたり、草木をとってスタンプしたり、トンボを追いかけて捕まえたりと、思い思いの時間を満喫しました。


その後は、里山で〇✖ゲームを行いました。問題が難しすぎて、早々に脱落者が相次ぐアクシデントはありましたが、楽しくゲームができました。

昼食はいつもの美味しい野菜と併せて、カートンドックというBBQメニューを作りました。これは炭やコンロを使わず、牛乳パックを燃やして作るので、子供達でも楽しく作ることができていました。


昼食の後は作業場に戻って、ビール瓶にラベルを張る作業を行います。
普段は、ラベル張りなんて面倒な作業に感じますが、今回は「オレのビール」企画ということもあり、自分のビールを完成させる大事な工程ですので、とても楽しく作業ができました。

最後に、恒例となった振り返りとして、面白かったところ、美味しかった食事、改善点などを共有して、終了としました、

2. 参加した感想
今回で3回目の参加となり、無事に自分が関わったビールが完成したことが、とても嬉しく思いました。普通に販売されているビールを購入するのとは違う、色んな思い出が乗ったビールというのはすてきだなと、改めて感じました。
また今回の企画では「里山で過ごす」ことに焦点を当てて、企画がされていました。
里山に住む方からすると日常の何気ない風景ですが、参加者からすると。狭い坂道、生い茂った竹林、何もない畑、大量のトンボ、どれをとっても非日常で、すてきな時間を過ごすことができました。
参加されていた子供たちにとっても、草木に触れ、虫に触れ、美味しい野菜を食べ、とても楽しそうな時間を過ごしていたことが印象的でした。街中に住んでいるとなかなかできないことも、里山だと実現できるのも、里山の魅力なんだと感じました。
最後に
企画からプロトタイピング(計3回)まで関わらせていただきましたが、価値のある体験ツアーが出来上がったように思います。
プロトタイピングは今回で終了して、今後は事業化に向けて更に検討を進める予定でいます。どう関わって行けるかはこれから検討ですが、今後もいい提案をしていきたいと思っています。
枚方診断士の会の活動は、今後も微力ながらもご縁を頼りに進んでいきたいと思っております。何かいい案をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お声がけいただけると幸いです。