3月28日に、きたかわち新鮮舎様と枚方の農家様とのコラボレーション企画の第3弾として、勉強会&ワークショップを開催しました。今回も農家様、行政関係者、そして中小企業診断士が集まり、それぞれの立場からたくさんの意見が出ていました。
前回の取り組みも含めて、大阪府のサイトに再び掲載いただきました。
中部普及だより:https://www.pref.osaka.lg.jp/documents/24726/120.pdf
今回は「マーケティング」をテーマに、「良いものを作れば売れるの壁を越える」をサブタイトルとしました。良い野菜を作ることは農家さんが気にしているところですが、お客様観点では気づきも多いと思い、顧客に選ばれるために何をする必要があるかを考えるワークショップを企画しました。
ひらかた診断士の会は、「枚方」にゆかりのある中小企業診断士の交流を行い、地元愛に溢れる、地域に焦点を当てた活動を企画、実施しています。詳細は、以前の記事をご確認ください。
企画概要
前回と前々回は「数値」をテーマにして、どちらかというと守りの話をしてきましたが、今回は「どうやって顧客に選ばれるか」を考えていきました。生産に関しては農家さんがプロですので、その作った野菜を「売るチカラ」を高めてもらうことを目的にしています。
例えば、朝市などで直接お客様に販売する機会あった時、「朝どれ野菜 〇〇円」の表示しかないと、野菜の良さがお客様に伝わりません。どんな魅力があって、どんな思いを込めて作っていて、どんな価値が得られるのかなど、お客様に選ばれるためには適切に魅力を伝えた行く必要があります。
適切に価値が伝われば、何もない時より高値で販売することも可能です。そのためには野菜が持つスペック(機能やこだわりなど)を整理して、お客様のベネフィット(便益/幸せ)になるように伝えていく必要があります。
実施内容:勉強会
前半は、メンバーの橋本さんから、マーケティングに関する基本的な部分のお話をしていきます。

そもそもマーケティングとは、農業経営アドバイザー資格では「売れる仕組みづくり」を通じて、顧客満足と農業経営の安定(利益)を両立させる一連の活動。」とされています。顧客の満足をベースにした、一連の活動を総称している、広い言葉になります。
より理解をしてもらうため、できるだけ具体的な事例を用意しながら、身近に感じてもらえるように話をしていきました。
実施内容:ワークショップ
後半は、生成AIも活用したコラボワークショップになります。各テーブルに農家さんを分けて、具体的な生産物をベースにワークショップをしていきます。
今回は農家さんの野菜が持つスペック(機能やこだわりなど)を深掘りして整理し、ターゲットとなるお客様を考え、お客様のベネフィット(便益/幸せ)を整理するワークショップを実施しました。
「甘い」「無農薬栽培」などスペックを、「子供がバクバク食べられる」とか「体が喜ぶ」など、お客様の幸せに変換するイメージとなります。
ワークショップのアウトプットとしては、そのベネフィットをわかりやすく伝えるための「キャッチコピー」を考えました。王道のものから、とがったものまで、たくさんのキャッチコピーが生まれました。
最後はグループごとに発表をしていただき、終了としました。

参加した感想
普段は良い野菜を作ることに集中しているため、たまには立ち止まって、改めて自身のこだわりや野菜が持つ価値を考える時間できたと思いますので、とても良かったと思います。
今回のワークショップも、生成AIを使い農家さんと会話しながら進めています。スペックを出す際の観点(土、肥料、作業工程、気候など)を網羅的に出してもらったり、付箋に書いた情報を写真に撮って瞬時に整理してもらったり、農家さんの想いや考えも入れながらキャッチコピーを考えたりと、大活躍していました。
特に、情報の整理、少しとがったキャッチコピーの提案、思考を広げるような案を出してもらうのには、すごく役に立ったように感じました。この辺りの、生成AIとの連携の仕方は、まだまだ試行錯誤の余地があると思うので、今後も利用を進めていきたいと思っています。

最後に
勉強会は今回で3回目になり、過去にワークを一緒になった方も増えたことで、ある程度お互いを知ったうえでワークをができているためか、やわらかい空気感の中で進行ができているように思います。
また「次の五六市で試してみます」とのお声もいただき、どのキャッチコピーが採用されるか、楽しみです。
枚方宿くらわんか五六市:https://www.gorokuichi.net/
また第4回、第5回と続けていきたいと思いますので、新しい企画を練りながら、調整的なことも入れ込んでいきたいと考えています。
ひらかた診断士の会では、「会ってみたい」、「話をしてみたい」という要望をいただきましたら、気軽に会いに行きますので、是非ともお声がけください。

