9月28日に、枚方診断士の会の活動で、事業者様と「壁打ち」を実施してきました。

今回は施設学童の事業構想されている内容について、お話を聞きながら壁打ちをしてきましたので、ご紹介していきます。

枚方診断士の会は、「枚方」にゆかりのある中小企業診断士の交流を行い、地元愛に溢れる、地域に焦点を当てた活動を企画、実施しています。詳細は、以前の記事をご確認ください。

実施概要

今回の壁打ち企画は、現在、事業構想大学院大学に通われている、津熊様です。別の会社で事業を行いながら、新たな事業の構想を練っておられます。

実施した場所は、枚方公園駅から3分程度歩いた先にある、古民家のスペース「レンタルスペースもとまち」さんに、場所をお借りして実施しました。

レンタルスペースもとまち:https://www.instagram.com/rental_space_motomachi

古民家の室内1
古民家の庭の風景

築100年を超える古民家で、お庭もきれいにされていたので、非日常な空間で壁打ちを実施させていただきました。

壁打ちの様子2

まずは事業構想をご紹介、事業を行う背景、現状のお悩みなどを、ざっくばらんにお話しいただき、徐々に壁打ちをスタートさせていきました。

今回は、公設学童が抱える課題を解決する事業構想となり、学童の質の問題や、長期休暇時の対応の問題など、現用をお伺いすると、大きな社会課題というべき内容に感じました。
またご本人の苦い経験がベースになっていて、メンバーも小学生の子供の親もいるため、とても共感できる課題でした。

壁打ちはとても和やかな空気で進み、スペースの関係で時間が区切られてしまったため、少しバタバタと終了しました。

参加した感想

直近の統計データでは、共働きでの世帯が増え約7割程度に達している状況で、子供の見守りとのバランスは、大きな課題だと感じます。併せて、公設学童の費用を上げるわけにもいかない状況も考えると、ギリギリのやりくりの中で回していて、預かりの質を上げていくことが難しい状況もあるのだと思います。

また長期休暇の対応についても、遊べる場所や外の気温、ゲームやTVなどの環境が昔の状況とは違うため、現代の状況に合わせた対応が必要になるのだと感じました。

構想が実現すれば、様々な課題が解決すると思えるので、すごく期待値の高い事業だと思う反面、親御さんが払える金額と、必要なコストのバランスから、収益性をどう確保していくのかが悩ましい点になっています。

今回は、ご説明に時間を要したので深い話には至りませんでしたが、次回以降で改めて会話を深めていきたいと思っております。その後のメンバーとの懇親会でも、我々なりの意見がたくさん出ていたので、次回はより良い会話ができると感じました。

最後に

今回は、枚方を舞台に検討/会話がされていましたが、他の地域でも同じ課題がありますし、地域によっては違う方法で解決への道を進んでいる地域もあるようです。


他地域の解決方法を見ていくと、違った形のヒントが得られるかもしれないと思い、時間を見つけて調べてみようと思います。
色んな調査も含めて、次回に向けて、色々と準備を進めていこうと思います。

枚方診断士の会は、地域にいるからこそ、気軽に会えて、何でも質問や会話ができる関係性を、広げていけたらと思っています。お近くで、会って会話してみたいという要望がありましたら会いに行きますので、お気軽にお声がけください。